第四章
02
こんこん

「失礼します」

「あら、蓮斗くんと玲奈ちゃん、どうかしたの?」

俺は先生にこの前あった事を話した

「どうすればいいですかね」

俺は真剣な話をしているつもりだ
だが、

「どっかで聞いたような話だね」

「ですよね、少女マンガで出てきそうな感じですよね」

「そうそう、いなくなって初めて気づく的な感じで」

「それって王道パターンじゃないですか!」

「実際にそんなことがあるなんて…」

「「「キャーー!!」」」

なんか違う話してるし、
て言うか一人増えてるし、

「あの、話聞いてます?」

すると、増えた女性の先生がやって来て、

「うわ、本当に似てる」

「ですよね、私なんて間違えて抱きついちゃった」

「えー、じゃあ私も」

俺に抱きついてきた

「あ、あの」

「ほら、古川先生、からかうのもほどほどにしないと」

「ごめんね、じゃあ」

「・・・」

結局その古川先生は、急に話に入ってききて、俺をからかって、帰っていった

「で、先生」

「大丈夫、私に任せなさい」

「は、はぁ」

結果職員室に来た意味があったようななかったような

「じゃあ放課後」

そう約束して、
俺は職員室を出た

サラマンダー ( 2013/12/18(水) 18:56 )