第二章
04
晩飯はみんなに好評だった

「そろそろ珠理奈と玲奈は帰れよ」

「え〜、まだ帰りたくない」

珠理奈はいつものように駄々をこねている

「駄目だ、帰れ」

「え〜、けち」

「送って行くから」

「わかった、帰る」

「よし、いい子だ、じゃあ玲奈は和也が送ってくれ」

「りょうかーい」

こうして、俺と珠理奈、ついでにゆりあも班と、和也・玲奈班に別れ、それぞれ送って帰ることになった

蓮斗side

「おにーちゃん」

「蓮く〜ん」

両手に花…なのか?

「歩けないから離れろ」

「嫌だ」

「絶対離れない」

女子って何てわがままなんだ?

「じゃあ今は珠理奈、帰りはゆりあでいいな」

「「はーい」」

何なんだ?
女子って本当にわからない俺だった



和也side

「和也くんってちゅりちゃん好きなんだよね」

「…まぁ、そうだけど」

いきなりどうしたんだ?
俺の好きな人聞くなんて

「あのね、ちゅりちゃん今好きな人いないんだって」

「う、うん」

ん?

「和也くんのこと聞いてみたら面白そうだから話してみたいって言ってたよ」

「え、まじ!?」

うそ、蓮斗なんて多分言ってたこと嘘だぞ

「ありがとな」

「う、うん」

明日にでも話しかけてみよっかな

■筆者メッセージ
長くなりすぎました
サラマンダー ( 2013/12/12(木) 21:23 )