第一章
06
放課後

晩飯の材料を買いに、
俺は珠理奈と近くのスーパーに来ていた

「今日は何作るの?」

珠理奈はそう言いながら買い物カートを引いている俺の腕に絡み付いてくる

「おい、離れろよ、付き合ってるみたいじゃねーか」

「そう? ならそのままにしとこっと」

言い過ぎなければよかった
そう思ったときにはもう遅かった

俺たちは結局あのままの状態で買い物を続けたあと、珠理奈を家まで送ったあと、急いで帰った

サラマンダー ( 2013/12/07(土) 18:49 )