03
「『俺は珠理奈のことが好きすぎて、いつも一緒じゃないとどうにかなっちゃいそうです。だから珠理奈無しでは生きていけない俺をどうか許してください』って言って」
「・・・・」
これ程怒りと恥ずかしさが同時に込み上げたことがあっただろうか、
自分の立場が上になったからって調子に乗りやがって・・・
「あ、私は別に許さないままでもいいから、別にいいんだけど」
窓の反射で見える珠理奈の顔はものすごくニコニコしている
「お、俺は、珠理奈のことが・・・好きすぎて、いつも一緒じゃないとどうにかなっちゃいそうです。だから珠理奈無しでは・・生きていけない俺をどうか許してください(棒読み)」
「え〜、どうしよっかな?」
「ぐっ・・・」
我慢、我慢するんだここは・・
俺は今にも爆発しそうな感情を押さえて、この状況に耐えていた