第4章
第1話
時は遡り松井珠理奈と松井玲奈が再開した次の日…松井珠理奈は再び勇の自宅を訪ねていた。

『珠理奈さん…また来てくれたんですね…』

『うん。入ってもいい?』

『もちろんです…』

『ありがとう。これは差し入れのうな重ね。また買ってきたから残さず食べるんだよ?』

『えっ!?良いんですか珠理奈さん!同じ物をこの前も!しかもこれ結構高いですよね!?』

『良いの良いの気にしないで。今の勇君には必要だから笑』

『必要って…もう玲奈は…』

『勇君…諦めるのはまだ早いよ。玲奈ちゃんはまだ取り戻せるから』

『えっ!?ほっ本当ですか!?』

『うん。昨日玲奈ちゃんと話したんだけどね。今の玲奈ちゃんは聖の快楽に溺れてるみたい。まだ勇君を嫌いになっだわけじゃないよ』

『聖の快楽に…でもそれじゃ僕に勝ち目は…僕が玲奈を満足させられる訳ないし…』

『うん。今の勇君じゃ無理かな。だから特訓するんだよ笑』

『えっ?特訓ですか?』

『だからうな重買ってきたんでしょ〜笑精力は努力したら上げられるんだよ?言ったでしょ?粗チンだったダーリンを一から鍛えたって笑』

『じゃあ珠理奈さんが鍛えてくれるんですか?』

『うーん…もちろん手伝うけどずっとは無理かな。私も忙しいから』

『そうですよね…すいません…』

『謝らなくて良いよ〜笑大丈夫。私の代わりにずっと勇君の隣で頑張ってくれる子がいるから。もうすぐ来るんじゃないかな?』ピンポーン!

珠理奈がそう言うとベルが鳴り…

『えっ?はーい!どなたですか?』

勇がドアを開けると…

『こんにちは!勇君!玲奈さんと勇君の恋のキューピッド!古川愛李です笑』

『あっあいりん!?』
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■筆者メッセージ
この第4章は前回のアカウントの『恋人が寝取られる話 revenge』を読まないとわからない部分もあると思うのでまだ読んでいない方は読んで欲しいです。
名無し ( 2020/05/12(火) 22:59 )