小説詳細/あらすじ/目次

日替坂46

筆者 : 豊後水道 / 種別 : 掌編 (ページ容量 : 3.5KB)
投稿日 : 2021/05/24(月) 16:08 / 更新日 : 2021/05/24(月) 17:40
  • あらすじ

  • これは、
    乃木坂・櫻坂・日向坂
    3つの坂道のプロデュースに携わる僕と彼女たちのお話。

    「アイドルなんて好きになると
    思わなかった 僕の気持ちは予想外」(遠距離ポスター/AKB48)


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    辞令

    岩下 也真人

    SEED&FLOWER合同会社への出向を命ず

    ソニー・ミュージックエンターテイメント 人事総務部長

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    大学生活という楽しい時間を犠牲に、就活活動に励み、第一志望だったソニー・ミュージックエンターテイメントに入社した。
    夢と希望に溢れた社会人生活を歩み始めた僕に、唐突な、あまりに唐突な辞令が下ったのは、2019年の5月、連休前のことだった。

    会社というのは非情なものだ。
    社会人として右も左も分からない状態の僕を、こんな紙切れ1枚で放り出すのだから。

    おかげで、社会人になって初めての大型連休も、仕事相手との顔合わせで丸潰れになってしまった。
  • 本編目次

    • @SEED&FLOWER事務所

      辞令を受け取るやいなや、
      僕は同じ建物に入っている出向先の事務所に出向いた。

      「欅坂46と日向坂46…?!」

      就職活動や入社後研修で、ソニーが手掛けるアーティストはある程度知っていた。
      今をときめくスーパーアイドル、乃木坂46やその妹分である欅坂46、日向坂46が所属していることも知ってはいた。

      しかし、さすがに事務所の名前なんて覚えていないし、まさか自分がそこに飛ばされるなんて思ってもみなかったというのが正直なところだ。

      入り口の前で少し様子を伺っていると、エレベーターから降りてきた女性が、僕に声をかけて来た。
    • #01 初めまして (2021/05/24(月) 17:00)
    • #02 求められること (2021/05/24(月) 17:14)
    • #03 僕にしかできないこと (2021/05/24(月) 17:40)